はつ雪のうた

地上に生まれ落ちたスターたち
あまねく撒かれたかけらに連なるには
あまりにもあいまいな自叙伝のゆくえ

それすら みなお許しになられたような
はつ雪がこんなに積もる朝
それはそれはかるいめまい
まるで一粒一粒が星
小さなこの街ごと幻灯機

逃げられないってわかってるけど
まだもうすこし待ってほしい