真珠取りのうた

手をつないで海に飛び込んだ
あぶくが空へと逃げていった
わたしはすこし怖かったけど
あなたは瞳をきらきらさせて
真珠をつまみ
わたしに見せて ほほえんだ

それはそれは満ちた月のように
やさしい光をまとっていた
何も燃やさず 何にも染まらず
何にも似てない 七色の輝き
暗い海底で
あなたが来るのを待っていた

わたしに似てない だから好き
深い深い 海の底

きらきらひかる水の星